株にかかる税金は?総合課税と分離課税の違い

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こんにちは。

今日は株で利益が出た際の税金についてです。

20代からの資産形成には株式投資をおすすめしていますが、始める前に税金の仕組みについてもしっかり理解しておきましょう。

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2016-06-23

株の税金は一律20.315%

まずはこの数字を覚えましょう。

株の売買で得た利益に対して、税金は約20%。

つまり100万円稼げば税金は20万円、1,000万円稼げば200万円です。

さてこの20%という数字、皆さんは高いと思いますか?それとも安いと思いますか?

一つの答えとしては、”高所得層にとっては安く、低所得層にとっては高い”です。

所得税と比較して見ると分かりやすいです。

詳細は以下の記事を読んで頂ければ分かりますが、所得税の税率は5%-45%と幅があり、所得が多いか少ないかで税率が異なります。

いわゆる累進課税という仕組み。

サラリーマンの所得税の計算解説!控除額や税率はいくら?

2016-06-20

これに対して、株の利益にかかる税金は、”一律で”20.315%。

つまり、所得税が5%の人にとっては20%は高く、45%の人にとっては逆に安くなります。

株でいくら稼ごうが20%の税金を支払えばよいこの制度、一般的には高所得に有利になります。

なぜなら、所得が多い人は株に投資できる金額も多いので、株で得られる利益も多くなると考えられるからです。

まぁ高所得者に不利な制度にしてしまうと、株式投資(経済成長につながるお金)が減ってしまうので、当然と言えば当然ですが。

総合課税と分離課税

前節で説明したように、株にかかる税金は、本業の所得が多いか少ないかに関係なく一律です。

これを”分離課税”と呼びます。言葉通り、所得と分けて税金を課すという意味ですね。

一方で、不動産投資(不動産で得る家賃収入)等で得る所得は、本業の所得と合算して税金が決まります。これを”総合課税”と呼びます。

基本的にはこの二つ(総合課税と分離課税)を覚えておけばOK。

違いは他の所得と合算するかしないか(=他の所得によって税率が変わるか、それとも一定か)です。

以下、それぞれどちらの課税方法になるか、種類のみを簡単に紹介しておきます。

総合課税

  • 不動産所得
  • 事業所得
  • 給与所得
  • 一時所得
  • 雑所得
  • 土地・建物・株式以外の譲渡所得

 

分離課税

  • 退職所得
  • 土地・建物の譲渡所得
  • 株式の譲渡所得←今回のテーマ
  • 山林所得

なぜ株の利益は分離課税?

さて、株の売買で得た利益(株式の譲渡所得)は分離課税であることは分かりましたが、なぜ総合課税ではないのでしょうか?

政策/法律で決まっていると言えばそれまでですが、いくつか理由は考えられます。

一時的な所得という性格

まず、株の譲渡所得というものの性格を考えると、一般的には安定的に得られる部類ではありません。

もちろん、中には安定的に稼ぐことのできる人もいるかもしれませんが、給料や不動産の家賃収入のように、毎月定期的に入ってくるものとはやはり異なります。

例えば、株で一時的に多額の儲けが出た場合、総合課税だと、他の所得にも高い税率が適用されてしまいます。

これを避けるため、一時的に利益が出るような性質の所得に対しては分離課税が採用されているんですね。

損失合算による節税対策

上記とは逆に、今度は株で多額の損失が出た場合も考えてみましょう。

総合課税だと、損失分だけ所得が減るので、税率は通常よりもかなり低くなります。

このように、例えば本業で利益がたくさん出た年に株の損失を合算されてしまうと、国は所得税を徴収できなくなります。

繰り返しになりますが、総合課税はあくまでも安定的な所得に対して、分離課税は一時的な所得に対して適用するという区別になっているようです。

こうしておくと、総合課税による所得税の徴収額が年によって大幅に変動するのを回避できますよね。

株式の売買を促進

さて、上の二つはもっともそうな理由ですが、実はこの三つ目が本音としては大きい理由ではないでしょうか。

もし総合課税にすると、他の所得との関係で税率が決まるので、どうしても計算が複雑に…。

また、サラリーマンでも必ず確定申告(全所得から所得税を計算して納めること)が必要になります。

これでは株式を買ってくれる人が減ってしまい、税収の低下、景気の低迷になりかねません。

これに対し、分離課税で全員一定の税率にしておけば、利益が出た時点で自動的に証券会社を通じて徴収することが可能になります。

別記事で紹介したいと思いますが、これがいわゆる特定口座の源泉徴収。

要は、自分で計算して申告(確定申告)しなくても、証券会社が代行して税金を納めておいてくれるシステムです。

investor M
今日のまとめ
株の利益にかかる税金は誰でも20.315%。他の所得と合算して税率が決まる総合課税ではなく、他の所得に関係なく決まる分離課税。納税額の計算も簡単で、証券会社が代行して納税してくれるシステムもある。

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investor M

資産形成と海外旅行が大好きな20代後半男性。投資で着実に資産を増やし、時間に縛られないライフスタイルを目指す。将来は早期リタイアして世界一周旅行に行くのが夢